まけまけいっぱいの愛を

力の限りに、“無意味・無作為に一生懸命な様子”を書き綴っていきます。 好きな言葉は、「どんぶり勘定、くんずほぐれつ、十把ひとからげ」です。

タイトル未定。

スタジオが終わるたびに、「もっともっと楽器を触っていたい!」と思う。要は時間が足りてないんだろうなあ。

今日も楽しくスタジオを終え、受付近くで機材を片付けていたら、若いバンドマンの会話が聞こえてきた。

「ベロンベロンに酔っ払っている時の方が、俺も楽しいし、客も楽しんでる」

……僕は、こう思った。

それは、音楽を楽しんでるんじゃなくて、お酒を楽しむ手段として楽器を使ってるだけじゃないの?実際のライブ場面を見てないから分からないとは言え、言葉だけ聞くと、そのお客さんはきっと貴方が楽器を触っていなくても楽しんでしまっているよ。

と。

次に彼が言った言葉が凄い。

「素面の時と映像比べてみたんだけど、俺、素面の時もちゃんとギター弾けてないもん」

…もしかしたらギャグで言っていたのかもしれない。

でも、ギャグやとしたらナンセンスやね。

僕は、スタジオを去りながら、悔しい気持ちが溢れてきた。

きっと彼らも、どこかのライブハウスで2000円前後のチケット代でライブをしている。

アーティストにバックしてくるギャラが0だからと言って、アマチュアな訳ではないのだ。お客さんはお金を支払っているのだから。

金銭が発生している土壌で、そんな意識レベルのミュージシャンがいるようでは、日本で、芸事で生活していく人たちの基盤なんか築ける訳が無い。

そう思って、僕はとても悔しかったのだ。

 

僕はどうやと?

 

僕は、べろんべろんになっても完璧な演奏が出来るようになるのが目標です(笑)