透視図
しかし観劇できなかった。チケットが買えなかったからだ。
10月前半は自分のライブが立て込んでいて、後半もリハがあったりアポがあったり体調崩してたりで、中々、意識が観劇に向かえなかった。で、「あ、維新派のチケット買ってないや」と思った頃にはもう手遅れ。全日売り切れ。
あまりに悔しかったので、会場の雰囲気を感じるのと、漏れ出る音だけ聞いてやろう、と足を向けた。
11月中に1曲作らねばならなくて、まあ、プロとして生き抜くためには1曲作るくらい、パッとやれなきゃいけないんだろうけど、スティックしか振ってこなかった自分には中々難しい訳で。
で、内橋さんが作る曲から何かヒント、というか「聴くことによって揺さぶられる感性の動き」によって、創作の手がかりを掴もう、とそんな魂胆もあった。
折角、来たのだからと、屋台村の純米梅酒を一杯だけ飲み、環状線に揺られながら、僕は思いついた。
「環状線各駅にちなんだ文章を、ひとつづつ書いていこう」と。
……音楽じゃないじゃん。
てことで、明日から一駅ずつ何か書いていこうと思います。
ちゃんと曲の方もやります(笑)