〇ふとんざ〇言葉の売り買い。
実家に帰省した際に、小学生の時に集めていた漫画を見つけました。迷わずリュックサックに詰め込んで東京に持ち帰り、今日、売りに出掛けました。
日焼けなどがあったので売れるものと売れないものがあり、かといって棄てるのは侘しいので、結局すべて持って帰ってきてしまいました。
帰る道すがら近所の古本屋に立ち寄り、小説を3冊買いました。売りに出掛けたはずなのに結局本を買って帰るという事態になったのですが、「嗤う伊右衛門」の表紙を見ながら思ったことは、(………あれ?これ持ってなかったっけ?)ということ。
たまにありますよね。見てないと思ってた映画を見始めたら、実は見たことあったり、とか。
でもいいんです。
本を買うということは言葉を買うということであり、言葉を買うということは作者の思考を買う、ということでもあります。たった一文にその後の人生を左右されることだってあるはずです。
天を仰ぐような一文に出逢うためなら、幾らつぎ込んでも、おんなじ本を何冊買ってもいいんです。たぶん。
ところで、実は数年前に知人とリレー小説を始めたことがありまして。最初の文章を僕が書いて、先方にメールで送り、返ってはきたのですが、色々あって次の文章に取り掛かるまでに止まってしまいました。
今年、また再開しようかと思っています。僕から始めた以上は最後まで書ききりたいですから。書ききった上で合意があれば発表するかもしれません。
今度はどれだけ忙しくなっても頓挫させたくない……!
けれど頓挫してしまうくらい忙しくもなりたい……!!
それが今年の抱負ですね。
不頓挫!
ふとんざ。
ところで、昨日の答は
『しおどき』
です。元々は漁師さんが使う言葉で引き際というよりは一番いいタイミング、といったような意味で使われていたようですね。
今日はそんなところです。
また明日。