まけまけいっぱいの愛を

力の限りに、“無意味・無作為に一生懸命な様子”を書き綴っていきます。 好きな言葉は、「どんぶり勘定、くんずほぐれつ、十把ひとからげ」です。

らめーん。

春の陽気に誘われて二駅分を歩いて回る。
行ったことの無い公園や芝居小屋、スーパーマーケットなど発見し喜ぶ。何よりも気候が心地好い。

それにしても東京は芝居小屋も多いしライブハウスやライブの出来る(あるいはギャラリーとして使える)飲食店、アートスペースの多いこと。お笑いも伝統芸能も盛んだし、「こんなもの誰に需要があるんだ」というような独自性に極まる活動をしている人も多い。それでいてそれぞれが孤立してる訳じゃなく、触発しあって交わっている。得体の知れない大きなエネルギーがうねりながら関東平野を渦巻いている感じだ。油断すればあっという間に飲み込まれてしまう大蛇に立ち向かってるようなものだけど、得るものは多いと思う。

色んな考え方があるけど、僕はやっぱり、何をするにせよ日本で活動していくなら東京に居た方がいいと思う。せめても一時期を滞在するだけでも頭の針が示す方角は異なってくると思う。

本格的に春が来たら、この街で初めて季節を一周することになるのだけど、上記の念は考え直すどころかより強く確信を持って思われてきている。

話が妙な方面へ膨らんでしまったけれど、話を戻すと、足の向くまま散策したのち帰宅してから、明日のリハのために採譜作業。その後、ドラマーのオータコージさんとラメーンいわんやラーメンを食べにゆく。
座を隣にして「どこの店に行くべきか」を数え上げるは枚挙に暇なく、頭を巡らしたのち、上北沢らぁめん小池へ一路赴く。

らぁめん小池。
薔薇のごとく積み重なった低温真空チャーシューと透き通った煮干しだしのスープ、丁寧に作られたちぢれ麺。そしてそれらを上手くアシストするホウレン草の存在感。

煮干拉麺。
美味しゅうございました。

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ラーメンを食べ終えたばかりなのにも関わらず、僕が作ったグリーンカレーの写真をオータさんに披露して、いつか食べてください、などと迂闊なことを発表する。だけど美味しいんですよ。僕のつくったカレー。

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散会し、家に戻ってから伊勢物語を読む。
今日だけで明治と平成に書かれた本を一冊ずつ、そして「伊勢物語」と読んだ訳だけど、いつの時代も、心模様や恋愛の機微は変わらないのだなあ、などと柄にもない事を思い更ける。

金麦を1本飲み干してからすぐ、耐え難い睡魔に襲われたため布団へ飛び込んだ。

そんな一日。