まけまけいっぱいの愛を

力の限りに、“無意味・無作為に一生懸命な様子”を書き綴っていきます。 好きな言葉は、「どんぶり勘定、くんずほぐれつ、十把ひとからげ」です。

ネット記事に書かれた覚醒剤のこと。

久しぶりにとても頭に来た話。

この前見たネット記事、あろうことか「覚醒剤は薬の中で最も安全な薬である」という論旨だった。どこから知識を引っ張ってきたのかの参照も書いてなければ、投稿者の本名はもちろんのこと、自分の職業や経歴など一切明かしていなかった。そのくせ断定的で妙に説得力を持たすような書き方をしてある。

ネット記事で読んだものをそのまま鵜呑みにする人がどれほどいるのか知らないけど、何の知識も無い子供や青少年が読んで「覚醒剤は実は安全なんだ」と合点して、ためらいなくその世界に触れたとして、そして帰ってこれなくなったとしたら、記事を書いた投稿者はどう責任を取るつもりなのか!!

"口から出れば世間"という言葉がある。
自分の書いたものや上げたものが世の中にどういった波紋を描くのか、少しでも想像してから発信してほしい。「もし、依存したり中毒になってしまったら私に全責任があります。その場合、必ず問題を解決できます」。そう言えるほどの覚悟と論証があるのか。

一度口に出したことを簡単に訂正したくないと僕は普段から考えているのだけど(誤りを認めないということではなく)、「言葉」というものには重責があるんだという、当たり前のことをもっと考えて貰いたい。