まけまけいっぱいの愛を

力の限りに、“無意味・無作為に一生懸命な様子”を書き綴っていきます。 好きな言葉は、「どんぶり勘定、くんずほぐれつ、十把ひとからげ」です。

人間失格

太宰治人間失格を読みました。

大学の時に既読だと思ってたのですけど、読み返してみるとどうやら最初の方だけしか読んでなかったみたいです。もしくは完全に失念しているか。でも忘れてることはないと思います。

なぜならば、凄く良かったから。
良かった、ってライブ見終わった後とかだと気持ちの籠った誉め言葉ですけど、読書後に言うと、とても軽い感じするな…(笑)

己の趣味嗜好が数年間で激変するとは思えないので、この作品を読んで忘れてるってことはまずないと思います。

でも太宰治って嫌いな人多いですよね。
村上春樹もそうだけど、好き嫌いの分かれる作家ですね。
その分、色濃い作品が幅広く認知されている、ということでしょう。


この前、誰かと話して思いました。
顔色伺ってると好かれないし、誰の記憶にも残らない、と。
それは言動でも表現でもそうで。

顔色伺うというか置きに行くというか、60点のものをとにかく提出しておこう、みたいな姿勢。

振り切った表現してる作家やアーティストは、フォロワーもアンチも多いですね。嫌われても、記憶には残る。それって、表現者としては目指したいところなんじゃないでしょうか。"一か八か"ならぬ"零か百か"精神でこれからはやっていこうと思います。